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sutero choice sound selection

Ohana / Ohana Hyakkei

Ohana / Ohana Hyakkei ハナレグミの永積タカシ、クラムボンの原田郁子、ポラリスのオオヤユウスケ、3人からなるユニット、ohanaの先月リリースの1stアルバム。
 この3人、ハナレグミのツアーメンバーでもあるし、昔からよく知ってるとのことで、新しいユニットとはいえ、聴けば初めてな感じではなく、聴いたことあるなーって雰囲気である。だからって、新鮮味が無いってことでは全然無くて、この3人の作り出す音なら大丈夫って言う安心感があるというか、そんな感じです。
 個人的に新鮮なのはアルバム前半を占めるオオヤユウスケ作品と永積タカシの声のコラボ部分かな。この組み合わせはほとんど聴いてなかったので。しかし、オオヤユウスケと言えばポラリスな人って認識が基本だとは思うけれど、自分の中では彼は完全にLaBLIFeのオオヤユウスケなんである(笑)。単に、ポラリスよりもLaBLIFeの音をよく聴いていたからってだけなんだけれどもね。
 さて、アルバムの音でありますが、さっきも書いた通りでオオヤユウスケ作品がとってもよろしゅうございます。正直ポラリスでの彼の曲よりイイんじゃなくて!?と思ってしまいました。モロ、レゲエやダブ的な彼の得意な作風も出しつつ、ohana独特なゆる〜い、いい意味で能天気な心地良さを醸し出す音がナイスですねー。
 で、一番のお気に入りはくどい程言ってるオオヤユウスケ作品である5曲目の「Heavenly」。大好きな高音フワフワ直系な音で何度も聴きたくなってしまう感じ。
 今回、オオヤユウスケだらけになってしまいましたが、永積タカシ&原田郁子、この2人についてはハナレグミやその他の部分で沢山語ってたりするので、今までほとんど触れてなかったオオヤユウスケをフィーチャーするのもありでしょう。もちろん、この3人だから成り立ってる音というのは言うまでもないんですわい。
 あ、5月14日のZepp Tokyoでの追加公演行きますー。誰か一緒に行きませんか!?

ohana - オハナ百景

Hanaregumi / Hana-Uta

342.jpg このブログではもうお馴染となっているハナレグミの先月14日リリースのベストアルバム。DVD付きの方。
 オリジナルアルバム3枚の時点でベストが出るとは早いなぁ〜と思いつつ、映画「サヨナラCOLOR」の影響もあって、ここぞとばかり東芝EMIのSP展開戦略なんだろうなー、って考えたりもしながら、まあ、好きだからそりゃ買うでしょ!という流れです。
 シングルカットされたものを中心にこれまでの3作の中からのチョイスと、冨田ラボや半野喜弘とのコラボ作、そしてCM曲に大沢誉志幸のカヴァーのライブヴァージョン、唯一これまで未収録だった曲が1つという構成です。
 実はまだDVDの方は観てません。。。これプロモばっかりなのかな!?それともライヴもあるのかな?プロモだったら、ほぼ音楽チャンネルなどで観てはいるので、もうしばらくしたらゆっくり観ようかと。ライヴの収録があるのなら早く観たいというのもあるけれど。
 プロモとかライヴとか、音と映像が一緒なモノは大好きなはずなのに、中々観ないんですねぇ。音楽チャンネルならわりと観るけれど、一度所有してしまうと、いつでも観られるじゃん、ってなってしまいます。
 いや、ホントのところは、CDとして買ったというのがデカいんだとは分かってるんだけれどもね。音だけなら、他のことしながらでも聴けてしまうし。
 さてさて、ハナレグミについては、このブログではアルバム関係は全て紹介しているので、今さらどの曲が好き!って書くのもどうかなーとも思ったりもしております。
 ただ、このベストをざっと聴いて改めて思ったのは、ハナレグミな歌で個人的ベストワンは、冨田ラボとの「眠りの森」だ、と。多分、聴いた回数もダントツだと思うし、プロモも凄い回数観てる。もちろん、ハナレグミな楽曲は全部好きなのは当たり前な具合ですが、この「眠りの森」の心地良さ、泣ける度、好き具合は他を圧倒してしまってます、はい。

Hana-Uta

Yoshihiro Hanno / Angelus

319.jpg 半野喜弘、自身の名義では1年半ぶりとなる先月リリースの作品。
 かなり久々な音紹介となってしまった訳ではあるが、その理由はもう一つのブログに書いたので、そちらを参照してもらうとして、再開の第一段がなぜこのアルバムなのかというのは簡単。この作品の発売日、先月の25日に手に入れて、気持ちだけはその日に書くつもりでいたから。でもまあ、書きたい気持ちとまだ書くべきではない、という気持ちとが複雑に交じり合っていて、結局書けない方が勝ったということです。
 さて、音じゃね、音。半野作品として手に取ったのはこれが初めて。とはいえ、コンピとかお店とかで聴いたことはもちろんあったけれど、正直、周りが言ってる程の評価される音だとは思えないというか無関心だったってのが正解かも。そこにこの盤を買う動機となったのはMTVから流れて来た、3曲目収録の「夢の匂い」のプロモ。そう、半野作品ってアプローチではなくて、ハナレグミ、永積タカシの声に思いっきり反応です。この1曲をして、買わにゃぁダメでしょ!という流れ。
 今までの半野サウンドから考えると、明らかにポップソングの応酬って感じで、エレクトロニカのスペシャリストってのはウソでしょ?と言いたくもなる。でも、悪い意味ではなくて、この人の作る音というのは、明らかに昔からどれもポップである。そして、このアルバムでは日本語とのマッチングがすんごくイイ。もちろん、参加している豪華なゲスト陣の声も当然素晴らしさの大部分を占めてはいるけれど、この声、サウンド、歌詞の嬉しく聴ける様っていうのはえらい。
 フェイバリットはもちろんのようにハナレグミとの「夢の匂い」だけど、それ以上に驚くほどの感激は細野晴臣との「サヨナラ、はらいそ」。ヴォーカリストとしての細野さんが物凄く好きだった自分、ってのを久々に蘇らせてもらえた。とにかく、久々に日本語でポップでラヴソングなアルバムとして大いに堪能出来る作品に出会えた気分。

Straightener / Title

313.jpg ストレイテナー、今年1月リリースの2ndアルバム。
 さてと、最初に言っておきますが、このアルバム、人生初の買い間違えで買ってしまった作品(笑)。丁度同じ日がここでも紹介しているハナレグミの3rdアルバムのリリース日でもあり、レコ屋で同じラックでデカデカと展開していて、この日はハナレグミを買う!って決めてたんで、ほとんど無意識で手に取って、買って帰って袋から取り出すとこのアルバムが出て来てそれはそれはビックリしたのでありました。
 大体、ストレイテナーなんて、この日まで全然知らなかったので、音も想像出来ず、だからといって、返品しようという気にもならずに、本日まで未開封で置いてあった次第です。
 なぜ、開封する気になったのか!?それは昨日、スカパーで彼らのライヴの再放送をやってたので、知る為にと観たからでありました。
 素直な感想として、思いっきりツボな音ではないけれど、3ピースのシンプルなロックンロールバンドでライヴはなかなか迫力あってカッコイイではないか!という感じ。
 アルバムで残る感じな曲は「Play The Star Guitar」かな。ただ、残念な事が…。ライヴの音の迫力というのはテレビとはいえ、なかなかエエのぉ〜な感じだったのに、アルバムのミックスは何か音悪いというか、かぶさった雰囲気に仕上げてあってヌケが悪い。そういう狙いでやってあるのなら仕方ないけれど、彼らの実際の楽曲を引き立てるにはもっとエッジを効かせたメリハリのあるミックスにした方がいいと思ってしまいました。そういう意味でストレイテナーが気になるっていう方は是非ライヴをどうぞ。

Hanaregumi / Kaettekara Utaitakunattemo Iiyounito Omottanoda

289.jpg ハナレグミ、今週リリースされた3rdアルバム。
 ここではハナレグミのアルバムは全て紹介してることになりますな。まあまだ3枚目というのもあるけれど、珍しいというか、それだけ好きでありツボな音を作り出すアーティストであるということですな。
 しかし、スーパーバタードッグ時代から聴いているけれど、新しい作品になるにつれ音数が段々と少なくなっていくってのも面白い。今作なんて、ほとんど歌とギターだけ!って感じに限りなく近いし。そこがまた今の気分にも合ってて思いっきりヘヴィーローテになってしまう原因でもあるのだが。
 さてさて、今作で一番ビックリしたのはくるりのカヴァーが入ってたこと。「男の子と女の子」がそれなのは言うまでもないけれど。最初、ザッと聴いてた時に、くるりの曲だって一瞬解らず、それでも聴き覚えのある曲だってのはあったんで、70年代のフォーク系の人の曲でこれ誰歌ってたっけ?って思ってしまった(笑)。原曲もわりとスローな感じの静かな曲なんで、そこまで違った感じはしないけれど、永積タカシの歌ってる方が最初にも書いた通り、今の気分にもピッタリなんで、こっちのカヴァーが大好きになってしまった。
 全部好きだけれど、1曲!とするなら「踊る人たち」かな。とってもシンプルな曲ではあるけれど、タイトルと同じく踊れる感じもかなりあるし。
 とにかく、毎度毎度、ハナレグミの作品というのはとっても長く聴ける音で大好き。アルバム3枚とも、この先も繰り返し聴いていくことであろう。

帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。

Hanaregumi / Hibi No Awa

 ハナレグミ、2004年の2ndアルバム。
 リリース当初は当り前のようにヘヴィーローテーションだったけれど、しばらくするとまた以前ここでも紹介した1stを聴く頻度の方が上がってた。
 で、最近は聴いていなかったのであるが、先日、というかおととい、フジテレビ深夜のドキュメンタリー番組「Nonfix」にて「ぼくらはみんなハゲている」という回で「さらら」がメイン曲として使われているのを聴いて、またどうしようもなく聴きたくなったのであった。
 先ほども記したように1stは自分にとって衝撃的な作品であったので、ホント、数えきれない程聴いたし、大好きである。この2ndはもうハナレグミサウンドというものがよく分かっているのもあって、イイ作品だし好きなんだけれど、こんな感じだな、って具合で聴いて、しばらく聴かなくなっていた。
 しかし、しかし、その番組をきっかけに昨日今日とじっくり聴くと、1st以上に奥が深くて聴けば聴く程、心に響くなーって思えるようになってきた。
 よく名曲だ!って時に使う「涙が出る程の嬉しさに襲われる曲」という表現ではなく、似ているが「泣ける程の優しさに包まれる」作品である。
 最初の頃はシングルカットされている「レター」とかが良かったけれど、今はさっきの言葉にもピッタリな「心空」がツボ。ホントに泣きそうになってしまう。優しい。 日々のあわ

Hanaregumi / On Time

 スーパーバタードッグのヴォーカルである永積タカシの個人ユニットであるハナレグミの2002年1stアルバム。
 去年1番聴いたアルバム。というか、今でもしょっちゅう聴いている。アコースティックなバンドの雰囲気一杯の作品。
 これまたフワフワ感もあり。先行シングルとして発売された「家族の風景」が泣けるくらいにイイ曲。PVも写真のスライド上映のような雰囲気で好きだ。
 アルバムのジャケットが彼の実家の増築した一室なんだけれど、カフェの窓際みたいな雰囲気で面白い。
 ブッカーTジョーンズの名曲「Jamaica Song」のカヴァーがまたいい。全体的にもレゲエ風味なサウンド多し。だけど、いかにもレゲエ!っていうのではなくフワフワ。ここ大事。
 CDの帯に「切なくてあったかい」ってコピーがあるけれど、まさにそんな作品。

Tomita Lab / Shipbuilding

 キリンジ、平井堅、bird、Misia、中島美嘉など、数多くのプロデュースで知られる冨田恵一の初のソロアルバム。ソロというよりも、名前の「ラボ」が示すようにさまざまなアーティストとのコラボレーションによって生まれた実験場のようなスタイルと言った方がいいかも知れない。
 上記のアーティスト作品の冨田ワークをご存知なら分かると思うけれど、とってもポップで聴きやすい。ハナレグミとの「眠りの森」、畠山美由紀との「耐え難くも甘い季節」はフェイバリット。しかし、このアルバムの中で意外というか、ハマってる!と思えたのは松任谷由実との「God bless you!」だった。ユーミンの歌声を丸々一曲通して聴いたのは10年以上ぶりだったけれど、聴く回を重ねるごとにしっくりくる。不思議なくらいに。
 作品通して個人的ツボなアルバム。最近のヘビーローテーションになっている。