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The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Vol.2

The Jazz Messengers / At The Cafe Bohemia Vol.2 久々にガツンと来る超定番的作品をご紹介しましょう。メッセンジャーズの55年録音の作品。ブルーノートNo.1508。
 いわゆる、カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズのVol.2ってやつです。まあ、タイトルまんまなのだけれど。。。ずっとメッセンジャーズと言うと、Art Blakey & The Jazz Messengersって呼ばれ方をしますが、元々はThe Jazz Messengersってだけで、全員、「ワシがリーダーじゃけーのぉー!」みたいなとっても我の強いメンツが鬼のような個性となってぶつかり合っていたグループなんですね、はい。
 ここのところずっとiTunesでばかり音を聴いていたので、たまにはアナログでジャズを聴こう、と手にしたのがこの作品と、同じくカフェ・ボヘミアのVol.1。で、普段ならこういう場合、多分素直に1から聴くところを何となく、「2だな。」ってこちらにしてみました。
 ライヴ録音らしく、曲紹介のMCから入るのをすっかり忘れていて、聴いた途端に思い出して、それだけで鳥肌もんですわい。久々のアナログでこの作品自体を聴くのも何年かぶりで、アナログ独特の音のウォーム感と演奏のエッジの効きまくった激しさが、「これだからジャズは止められんですわい。」と思ってしまい、久々に興奮しております。
 曲の構成的にはビバップ的な激しい感じと、バラード系の優しい感じが交互に現れ、バランス的にもイイ感じであります。とはいえ5曲しかないんですが。あ、iTMSで売ってるヤツは9曲入ってます。
 激しい系で好きなのはB面最初の「Avila And Tequila」。出だしから3分位続くブレーキーのドラムソロがすんごいです。このソロ聴くと、ブレーキーとメッセンジャーズって言われるのも納得だなぁ、と、感じたりもしますな。
 バラード系だと、「Like Someone In Love」。これは元々好きな曲でもあるし、このアルバムでの演奏はドゥーハムのペットが至極素晴らしいんであります。最近の人だと、これまた大好きでこのブログでも紹介している手のキレイな土岐麻子嬢も歌っております
 たまにはド定番なジャズをアナログで、しかも大音量で聴く。これもイイもんです。この後、せっかくだからVol.1も聴くとしよう。

Art Blakey: At the Cafe Bohemia, Vol. 2 (The Rudy Van Gelder Edition)