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Blossom Dearie / That's Just The Way I Want To Be

Blossom Dearie / That's Just The Way I Want To Be 可愛らしくて独特な声を持つジャズシンガー、ブロッサム=ディアリーのスモールコンボにストリングスオーケストラ加えた豪華なサウンドをバックに歌った70年の作品。
 ブロッサムと言うと、ジャズ界のメガネ女子!?としてこのジャケがあまりにも有名であるし、まず聴くならメガネ女子なアルバムから聴いてもらえば、彼女の声とジャズらしいサウンドを堪能出来てしまう。
 で、この作品。ジャズっていうよりもイージー・リスニング的な音をしております。iTunesに突っ込んでもジャンルは誰が付けたかそうなってるし。それにとってもポップな響きも持ってたりもする。他の彼女の作品と比べると、もちろん彼女らしい可愛い声は存在するけれど、やっぱりちょっと違う。そこが彼女の作品の中でも一番好きでイイなぁって思ってる部分でもあるのだけれど。。。
 しかし、問題はこのジャケですな。彼女の作品の中でもジャケに関しては最悪の部類に入るし(笑)、このアルバムのレーベル元であるフォンタナって他の作品では結構イイ感じの写真とか使ってるくせにこのジャケは何考えておるんか??って位ヘンというかヘボいというか。それに臆することなく手に取って聴いてしまえば、エエですね〜って感じられるのでご安心下さいな。
 音というか曲に関してですが、アルバム12曲中、9曲が自身の曲。しかし、何とまあ「〜に捧げる」って曲が多いですな。一番モロなのはタイトルもズバリ「Dusty Springfield」。あんまり彼女のサウンド以外の細かいことは知らないのだけれど、ブロッサムだからこそ、こういう曲作っても全然オッケーっていうのもあるようですな。
 好きなのはラスト曲である「I like London in The Rain」。何と言っても、この曲はリズムが8ビートでソウルフルなグルーヴ感で一杯なんであります。そのビートにパーカッションか小気味よく絡み、スーッとストリングスなオーケストラが聴こえてくるという、踊れるし心地良いしっていう、とんでもなくカッコエエ曲であります。聴いて!

Molly Bee / Young Romance

344.jpg シンガーであり女優としても活動していたモリー=ビーの、ボブ=ベイン楽団をバックに歌った58年の作品。キャピトル盤。
 彼女については詳細はほとんど知りません。カントリー畑から出てきた人でそっち系も得意だということ位しか。。。10年程前に東芝EMIからキャピトルのヴォーカルアルバムがアナログとして復刻されたシリーズの中の1枚。その頃はちょっとでもジャズ系な国内盤のアナログ復刻関係を買い漁っていた時期で、そういう流れで持っている、という感じかな。
 買ってすぐに一度だけ聴いたことがあった程度で、すっかり眠らせていたアナログ、ということになる。たまにレコード棚を漁っている時に手には取ってみるものの、このジャケを眺めては、聴く気分じゃないよなーと思うこと数年、ようやくじっくりと聴いてみようと思ったのが昨日のこと。
 で、ですな、思いっきりハマってしまいました。何か知らないけど素晴らしい。声はもちろん、バックの楽団がスィングのスモールコンボによる演奏で、ジャズというよりも、イージーリスニング、いや、ムードポップって感じ。だからよくこの頃の歌モノを表現する時は単にヴォーカルって言うんだなってのも納得。モリーの声と一緒に聴こえてくるコーラスのアレンジがこれまたホワホワな感じでとっても心地良いサウンドなのであります。
 時代的にちょうどアメリカンポップスが台頭を始める頃だし、その手前のポピュラーな歌モノってな感じって言えばいいんだろうか!?とにかく、この時代には生きていないから分からないけれど、アメリカの家庭のAMラジオから流れていたような雰囲気だ(笑)。
 せっかくハマってしまったんで、こういうラインのCDをネットで探してみたのだけれど、あんまりCD化されてない模様。この作品にしても入手関係になるとほぼ情報が無くて、中古レコード屋で1万円以上の値が付いてたのがあった位。
 収録曲については唯一知ってたのが、以前ここでも紹介した、ホーギー=カーマイケルの作品である「I get alone without you very well」。どれも3分以内の短い曲で、ちょっとしたリラックス&ムードを味わいたい時にピッタリ。