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Kirinji / Kage no Uta

360.jpg キリンジ、今月リリースの新曲であり、音楽配信限定というシングル「影の唄」。
 もう一つのブログの方にダウンロードしてすぐにエントリをあげた時に簡単に説明してた通りのぶちエエ曲で激ヘヴィーローテとなってもので、既に200回以上聴いております。
 兄のソロ、弟の「馬の骨」と、両者のソロ活動を経ての久々なキリンジとしての曲ということで、楽曲面では兄な影響が濃い感じがありつつ、声はやっぱり弟な声がエエね、ってことで、これこそキリンジだなぁ、と、改めて思ったナンバー。
 30〜40年代のスィングなスモールコンボ的しっとり心地よい音で、最近この辺りの感じの曲を色々聴いていたのもあって、個人的には直球ど真ん中でグサッと来てくれたということで大変嬉しくてしょうがなかったのであります。
 スィングな感じとはいえ、モロにジャズ!というのではなくて、カントリーやブルースにも通じる、スィングと言えどもとっても幅の広い暖かみを持った曲であります。
 スローからミディアムテンポな曲で全体を通すと思いっきりゆったりした感じであるにもかかわらず、メインのメロディ付近ではテンポ自体はそんなに高くなっていないのにサウンドの抑揚のバランス加減で気分的には速くなりつつ盛り上がるという風に聴けてしまうのがまた楽しい。
 ホーンの厚みとリズム、特にシンバルの音がハッキリしてて、高音系の聴こえ具合がたまらない部分でもある。もちろんヴォーカルの弟君の高音な声とも相まっているからでもあるし。
 今月一番聴いてる曲に間違いないのだけれど、これ以上この曲ばかり聴くのはイヤ!なぜなら、飽きたとかいうのではなくて、キリンジの次の作品、すなわちこの曲を含めたニューアルバムが鬼のように早く聴きたくてしょうがないのであります。