*music

sutero choice sound selection

Parliament / Chocolate City

312.gif パーラメント、75年の3rdアルバム。
 以前、1stを紹介した時に書いた通り、彼らの作品の中で一番好きなアルバム。広島に置きっ放しにして数年、iPod shuffleを買ったのを機にどうしてもプレイリストに放り込みたくてたまらなくなったので、ようやく今月頭位に買い直した次第であります。
 改めて、カッコ良すぎでたまりません。音数が多いようで少なく、リズムも鬼のようにうねっているようで淡々としている。このあたりが、個人的に「静寂のグルーヴ」なベスト1な作品だと言ってるんだっていうのを再確認出来ました。
 この作品での「ココを聴け!」的なポイントは!?というと、コーラスアレンジの素晴らしさとハイハットの刻みですな。コーラスは声質による部分も大きいけれど、男女の混声な具合が抜群に心地よいのであります。ハイハットに関しては、これでもか!って訳ではないけれど、高音部分としてとってもよく目立って聴こえるのと、とってもキッチリしてるのがハマります。
 shuffleには「If It Don't Fit (Don't Force It)」を入れておりますが、この曲はファンキーでポップな元気の出る感じのナンバー。そんな中にもちょい悲しさを感じさせるメロディがあったりするのもパーラメント的で好きだっていうことでもあります。
 全曲イイのですが、アルバムの流れ的に一番気持ちがうねってしまうのは2〜3曲目の部分の「Ride On」から「Together」のところ。ここの辺りは何て表現すればいいのは迷ってしまうのだけれど、これぞパーラメント!って思える流れだったりします。

iPod shuffle Playlist Vol.01

311.jpg 今回のご紹介は番外編です。先日もう一つのブログでも紹介したのですが、iPod shuffleプレイリストについて書きます。
 今月2日にiPod shuffleを購入しまして、5日にこのリストを作成してからというもの、毎日のように、外出時や部屋に居る時にも、とにかくちょこっとでも1日も欠かさず聴いてみています。
 リスト作成時の狙いというか、どういう感じでこういう選曲になっているのか!?というと、基本的には手元近くにあったCDを適当に選んだという、何ともラフな仕様となっております。まあ、大体の経緯というか、考えは最初に書いたように、もう一つのブログのこのエントリを読んでもらえればと思います。
 これまた最初に書いたように先週から公開しているので、両方のブログを読んでいるというありがたき方々は既にチェックされてるというのもあると思ったので、今回、こちらで紹介するにあたって、リストを少々改造しました。アーティストとアルバム名にリンクを張っておきました。アマゾンへのリンクで大抵はジャケ写もあるので、少しはイメージが湧くのではと思いまして。
 リストで公開したことプラス、今回リンクを張る作業をやってて思ったのは、面倒!っていうのと(笑)、アーティスト名に対してもリンクを張ったので、自分で選んだもの以外も体系的に眺めることが出来てよかったな〜と。
 リストに上がってるほとんどの作品は実はこのブログで紹介してるものがほとんどだったりします。120曲ほど自動ではなくて、人力でガツガツ選び出すというのは大変でもあり楽しいものです。選んだ中にはアルバムとしては好きでも曲としてはそんなに聴いてないって感じのモノも多少混ぜてみてます。
 何だかんだで、iPod shuffle万歳!ってことかな。普通のiPodやminiとはまた違った、限定されているからこその楽しみがあります。是非、皆様にも体験して頂きたい。
 これが第一回ですが、今後も続けていく予定ですので、よろしくです。

Jimmy Cliff / In Concert

310.jpg ジャマイカのシンガー、ジミー=クリフの76年のライヴアルバム。鬼の名盤です。
 ライヴ盤でありながら、代表曲、ヒット曲を網羅したベスト盤でもあります。以前ここでも紹介したサントラ、「The Harder They Come」から泣きの名曲「遥かなる河」、そして90年代にボン・ジョヴィもカヴァーしたキャット=スティーヴンスのこれまた名曲「Wild World」など、ホントよく知られた曲のオンパレードであります。
 ジャマイカ、レゲエ、シンガーというと確実にボブ=マーリィってなるんでしょうけれど、もちろんボブはボブで良しとして、ジミーさんも欠かせない、と。個人的にはレゲエなアルバムとして大好きで一番よく聴いているのがこのアルバムだと思う。
 基本的にライヴ盤ってあんまり好きではない、と以前何かの紹介の時に書いたこともあるけれど、このライヴ盤は別格で好き過ぎです。ホントに嬉し泣きとはこのアルバム!って言っていいです。
 レゲエとくくってしまうよりも、ポップなアルバムって紹介した方がいいと思うし、ジミーさんはとってもエンターティナーなんであります。歌詞とかはボブに負けず劣らす強烈なインパクトを持っているのに、この楽しさは何だ!?ってな具合です。
 現在ジミーさんの作品で流通してるものはほとんどがベスト盤ばっかりで、この盤同様に70年代の作品ばかりスポットライトを浴びてはいるけれど、90年代に入ってからの作品とかはメッセージソングの嵐だったりもします。
 とにかく、色々語るよりも聴いて頂きたい。素直に一家に一枚な作品だと思っております。特に好きなのはジワジワと盛り上がる静寂のグルーヴなサウンドをした「Sitting In Limbo」。嬉し過ぎて大泣きです!

Towa Tei / Flash

309.gif テイトウワ、本人名義では6年ぶりとなる4thアルバム。今月2日のリリース。
 今月末のリリースだろうと、勝手に思ってて、数日前にたまたまレコ屋を覗いたら売ってたので、ビックリしつつ、即買い。単に自分の記憶違いなだけだったのであるが…。
 このアルバムの直前というか前の作品がSweets Robots Against The Machine名義でノリノリのご機嫌なビート系だったので、そのイメージのまま聴くと、かなり大人しい感じがしますな。それでもテイトウワ的フロア向けなカッコイイ音のオンパレードです。
 前よりも大人しめと書いておきながら、個人的にはこれでもかなり激しく感じてしまったのも事実。最近はナマ音というか、普通に人力なリズム系の作品をよく聴いているので、この打ち込みなリズムは激しい、と(笑)。しかし、そういう人力系に混ぜながらここ数日聴いていると、やっぱり大好きな音をしている。
 今作は坂本龍一を始めとして、ゲストも豪華だし、とってもポップで「おお、楽しい〜」な作品であるけれど、一番ビックリというか、意外というか、かなり嬉しかったのは、平山あやがゲストでラップやってるってこと。まず、平山あやが音楽やるというのに驚き、それもテイトウワ作品のゲストだってことでよりビックリした次第です。で、なぜ嬉しいのか!?というのはルックス的に好きだから!それだけなんですが…。
 フェイバリットなのは、やっぱり最近の自分の流れに合っててゆったりめなアート=リンゼイがゲストの「Bianco」。コーラスの野宮真貴がまたセクシーでありつつ、彼の声で歌われると、いつもながら嬉し泣きになってヤられてしまいます。

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