*music

sutero choice sound selection

Parliament / Chocolate City

312.gif パーラメント、75年の3rdアルバム。
 以前、1stを紹介した時に書いた通り、彼らの作品の中で一番好きなアルバム。広島に置きっ放しにして数年、iPod shuffleを買ったのを機にどうしてもプレイリストに放り込みたくてたまらなくなったので、ようやく今月頭位に買い直した次第であります。
 改めて、カッコ良すぎでたまりません。音数が多いようで少なく、リズムも鬼のようにうねっているようで淡々としている。このあたりが、個人的に「静寂のグルーヴ」なベスト1な作品だと言ってるんだっていうのを再確認出来ました。
 この作品での「ココを聴け!」的なポイントは!?というと、コーラスアレンジの素晴らしさとハイハットの刻みですな。コーラスは声質による部分も大きいけれど、男女の混声な具合が抜群に心地よいのであります。ハイハットに関しては、これでもか!って訳ではないけれど、高音部分としてとってもよく目立って聴こえるのと、とってもキッチリしてるのがハマります。
 shuffleには「If It Don't Fit (Don't Force It)」を入れておりますが、この曲はファンキーでポップな元気の出る感じのナンバー。そんな中にもちょい悲しさを感じさせるメロディがあったりするのもパーラメント的で好きだっていうことでもあります。
 全曲イイのですが、アルバムの流れ的に一番気持ちがうねってしまうのは2〜3曲目の部分の「Ride On」から「Together」のところ。ここの辺りは何て表現すればいいのは迷ってしまうのだけれど、これぞパーラメント!って思える流れだったりします。

Parliament / Osmium

 ご存知、パーラメントの70年の1stアルバム。
 実は本日初めて聴きまして、やっぱりエエのーと、浸っておりました。誕生日な本日、ホントは大好きなアルバム、「チョコレート・シティ」が聴きたくて、けれど、アルバムが実家にあるため聴けないので、買おうと思ってレコ屋に出向いて、そういえば、この1st聴いてないや!ってことでこちらを買ってしまったという次第。
 いや、ファンクなんだけれど、ロック、ブルース、ゴスペル、ソウルの混在した感じが新鮮でもあり、懐かしくもあり。Pファンクのホントの第一歩的なアルバムって感じだ。しかし、ビートの刻みはパーラメントだ!って分かるグルーヴ感で一杯。
 ヨーデルで始まる「Little Ole Country Boy」やハープ&パイプオルガンがジワジワ広がってくる「The Silent Boatman」なんて、やっぱり異色な曲なんだけれど、凄くカラダの心底にキます。
 ボーナストラックで、71〜72年のシングルが収録されているのだけれど、こちらはお馴染なパーラメントテイスト。「Breakdown」がシャウトとかJBっぽかったりするけれど、静寂のグルーヴ系、というかPファンクっぽくてイイ。
 久々にパーラメント聴いたら、やっぱり「チョコレート・シティ」もたまらなく聴きたくなってきた。

Funkadelic / Let's Take It To The Stage

 ファンカデリック、75年の7thアルバム。
 ファンカといえば誰しもが1stをあげるのだけれど、今回はあえて、7枚目のこの作品をオススメする。もちろん1stは当り前のように名盤である。しかし、どファンクという観点からするとこの作品は外せない。
 1曲目からゴリゴリです。とにかくすんげえ気持ちいい。特にギターですな。普段は高音気味のカッティングとかが好きなのだが、ファンカサウンドでは中・低域が強調されたリフやカッティングが恐ろしくカッコイイ。
 DJやってた頃のマストアイテムでもあった。ファンクと言えば1にも2にもこやつの登場無くしてはあり得な〜い、ニャニャニャナーイ、トゥモロー・ネバー・ダイ、なのだ!!
 P-ファンク的には、ほぼ同じメンバーであるパーラメントの方が好きなんだけれどもね。ファンカデリックはファンク!で、パーラメントは静寂のグルーヴ!っていう感じで。
 しかし、どっちもイイのは確かである。