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Monday Michiru / You Make Me

 マンディ満ちる、98年リリースのマキシ・シングル。
 12インチとCD両方持ってます。大沢伸一的ハウスと言えば、この曲!ってイメージがもの凄くある。本日、CDの方をやたら久々に聴いてみたところ、やっぱり気持ちがイイんである。
 アナログに入ってるヴァージョンの方が、いかにもフロア向けな、4つ打ちを思いっきり引っ張ったヤツで、これはこれでとってもカッコイイんであるが、CDのシングルヴァージョンは、普通に部屋で聴くには丁度良い感じだ。
 このCDの盤が両面真っ赤で、当時はとっても新鮮だったなぁ。今でこそ、CD-Rなんか、七色なんて、カラフルにあるから全然普通だけど、この頃は赤い読み取り面なんて、大丈夫なのか!?・・・いや、そこまで大げさではなかったけれど、このテカテカ光る赤さに盤をジロジロ眺めてみたりもしていた。
 この曲のちょいと前あたりから、マンディ自身で作詞作曲、プロデュースなんかもマルチにやるようになって来て、それで結局大沢一派から、オリジナルな道に進み始めたという、ある種の分岐点になる曲だったとも、個人的には思う。
 まあとにもかくにも、カッコイイ曲でございます。一緒に入ってる、映画「hood」のテーマ曲だった「Saturday Night」も改めてエエ曲ですわい。
 アマゾンのレビューに「最近ワイン通としても知られる〜」ってあるのだけれど、これは初耳でした(笑)。

Nuyorican Soul / The Rimixes

 ニューヨリカン・ソウルの大ヒットした97年のアルバムのリミックスアルバム。98年の作品。
 本来ならば、その97年のアルバムがイイし、好きだし、定番でもあるんで紹介しておきたい所ではあるけれど、今手元に無くて、広島に置いたままにしてあるのと、このリミックス盤こそというか、素晴らしいミックスの曲があって、こっちはこっちで大好きなので、ご紹介しましょう、と。
 その好きな曲というのはこのアルバムのラストを飾る「Pienso En Ti」。ルイス=サリナスの歌とギターが渋くてたまらなくカッコイイんです!ハイ。というか、オリジナルの方にも入ってるし、ヒットもしたんで、結構誰でも知ってる感じもするのだけれど。それにしても、また改めて6年経った今聴いても泣きそうです。
 リミックス盤なので、いろんな有名DJやミュージシャンによってミックスされているのだけれど、そうではない、ニューヨリカン・ミックスな曲が好きであります。もちろん、さっきあげた「Pienso En Ti」もそう。あ、全体のプロデュースがマスターズ・アット・ワークってのも大きいかも。
 昔、ラジオでも番組のラスト辺りでフルで6分27秒かけました。今でもその番組の雰囲気も思い出させてくれるし、こんな風に渋いギターが弾きたい!って感じさせてくれる、熱い曲でもある。改めて何度も言うけれど、イイです。

Caia / The Magic Dragon

 UKのハウス系のレーベルであるDIY系列のGuidanceから2003年にリリースされたCaiaの1stアルバム。
 Andy Catoという人物が極東旅行中に出会った日本人とのコラボにより出来上がったプロジェクトユニット。高橋さんという方と作ってます。表記によって高橋アイコだったり、マイク高橋だったりで、男性なのか女性なのかは?なところ・・・。
 サウンド的には結構重めのブレイクビーツにフワッと広がりのあるシンセ系の音がのっかって気持ちいい感じ。数年前に盛り上がったチルアウトな感じと言えばわかりやすいだろうか!?
 これまた試聴買いの1枚。こやつのレコ屋のポップには「Calm好きにオススメ!」となっておりました。聴いた感想としては、確かにそうだけど、やっぱりUKっぽいなぁと。いい悪いは別にして、テクノロジー感満載というか、DTMだなーと思った。Calmはもっと土着感というか、キレイなんだけど、人間臭さが残ってるという印象。
 山道をゆっくりとドライブな風景にピッタリな1枚。