*music

sutero choice sound selection

<< Pete La Roca / Basra | main | The Velvet Underground / The Velvet Underground & Nico >>

Molly Bee / Young Romance

344.jpg シンガーであり女優としても活動していたモリー=ビーの、ボブ=ベイン楽団をバックに歌った58年の作品。キャピトル盤。
 彼女については詳細はほとんど知りません。カントリー畑から出てきた人でそっち系も得意だということ位しか。。。10年程前に東芝EMIからキャピトルのヴォーカルアルバムがアナログとして復刻されたシリーズの中の1枚。その頃はちょっとでもジャズ系な国内盤のアナログ復刻関係を買い漁っていた時期で、そういう流れで持っている、という感じかな。
 買ってすぐに一度だけ聴いたことがあった程度で、すっかり眠らせていたアナログ、ということになる。たまにレコード棚を漁っている時に手には取ってみるものの、このジャケを眺めては、聴く気分じゃないよなーと思うこと数年、ようやくじっくりと聴いてみようと思ったのが昨日のこと。
 で、ですな、思いっきりハマってしまいました。何か知らないけど素晴らしい。声はもちろん、バックの楽団がスィングのスモールコンボによる演奏で、ジャズというよりも、イージーリスニング、いや、ムードポップって感じ。だからよくこの頃の歌モノを表現する時は単にヴォーカルって言うんだなってのも納得。モリーの声と一緒に聴こえてくるコーラスのアレンジがこれまたホワホワな感じでとっても心地良いサウンドなのであります。
 時代的にちょうどアメリカンポップスが台頭を始める頃だし、その手前のポピュラーな歌モノってな感じって言えばいいんだろうか!?とにかく、この時代には生きていないから分からないけれど、アメリカの家庭のAMラジオから流れていたような雰囲気だ(笑)。
 せっかくハマってしまったんで、こういうラインのCDをネットで探してみたのだけれど、あんまりCD化されてない模様。この作品にしても入手関係になるとほぼ情報が無くて、中古レコード屋で1万円以上の値が付いてたのがあった位。
 収録曲については唯一知ってたのが、以前ここでも紹介した、ホーギー=カーマイケルの作品である「I get alone without you very well」。どれも3分以内の短い曲で、ちょっとしたリラックス&ムードを味わいたい時にピッタリ。
このサイトはさくらのレンタルサーバを利用しています。

Comments

Comment Form

Trackbacks