*music

sutero choice sound selection

<< The Lonesome Organist / Collector Of Cactus Echo Bags | main | Roy Acuff / The Essential >>

Bob Wills / The Essential

356.jpg フィドル奏者、ボブ=ウィルスの35年から47年にかけての名曲をひとまとめにしたベストアルバム。92年のリリース。
 このブログでの音紹介も350を超えた今になって初めてカントリー系をとりあげるのも不思議な気もするし、まあこんなもんかって感じもしつつ、ご紹介するとしましょう。
 あ、でもこの作品というか、ボブの演奏する曲やスタイルというのは、一般的に思い浮かぶようなコテコテなカントリーウエスタンな雰囲気ではなくて、当時のアメリカではウエスタンスィングって呼ばれてて、カントリーやジャズなスィングと言うよりも、軽快なテンポのダンス音楽としての純粋なスィングって雰囲気である。
 Bob Wills and His Texas Playboysってバンドスタイルというか、スモールコンボのような楽団形式でのプレイで、メインのメロディをフィドルやスティールギター、クラリネット中心でとって、周りをホーンやピアノで盛り上げたまにはヴォーカルもある、って感じで、ウキウキでスィンギーなこの感じはホント微笑ましくて好き。
 カントリー系って紹介しつつ、音的にはスィングだって言ったけれど、ジャケの写真とかそういう資料を見ると、全員が全員テンガロンハットを被って写ってるし、馬にまたがってたりもするんで、やっぱりカントリー系なのは違いない(笑)。というか、その後のカントリー界にサウンド的にも多大な影響を与えた人というか、グループなんですな、このボブさん達は。
 しかし、こういう素晴らしい音もあんまり知られてないのは確かな気がする。そういう自分も昔レコ屋の兄ちゃんやってなかったら絶対聴いてないまま過ごしてるんだろう、とも思うし。
 この作品も最近の紹介と同様にかなり久々に聴いたのだけれど、やっぱりエエですわい。またカントリーやブルーグラス系をより探求というか発掘したくなった今宵でした。
このサイトはさくらのレンタルサーバを利用しています。

Comments

Comment Form

Trackbacks