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Quarteto Novo / S.T.

285.jpg クァルテート・ノーヴォ、67年の唯一の音源である作品。
 エルメート=パスコアル、アイルト=モレイラ、テオ=ヂ=バホス、エラルド=ド=モンチという、名前を聞けばブラジルの音楽界では偉大なる重要人物ばかりのカルテットなのであるけれど、全然知らずに半年位前にアナログを買っておりました。決め手はブラジル盤だということと、フルート入りな音、そして790円という値段ですな。
 楽器は全てアコースティックでリズムもほとんどが太鼓系ではなくて、トライアングルやマラカスのようなカシャカシャ・シャキシャキ系で音全体も高音寄りとなっております。
 ボッサではなくて、ショーロな感じで、街ではなく、自然・緑って感じの雰囲気のインストでとっても気持ち良い。B面3曲目の「Misturada」は定番曲であるし、ブラジル系好きな方であれば絶対聴いたことあるはず。この曲だけはしっかりサンバしてます。
 好きなのはその「Misturada」の1つ手前の曲である「Sintese」。思いっきりゆったりしててフワフワ系でございます。
 とにかく、メンバーだけみても凄いんであるが、個人的にはナイロン弦なギターにピアノ、そしてフルートという柔らか高音系が思いっきり堪能出来る作品として、嬉し泣きです。フワフワ&高音系で心地良いというだけでなくて、演奏もかなりキッチリしてて上手いんで、安心して聴いてられます。
 格安なアナログはまだ出回ってるとは思いますが、CDもちゃんとリリースされております。さすがはブラジル音楽が一番入手しやすい海外、日本なことだけある。
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