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Jamie Cullum / Twenty Something

 ピアニストであり、ヴォーカリストのジェイミー=カラム、2004年のメジャー1stとなる通算3枚目のアルバム。
 昨年からUKで、そして今年の頭には日本でも結構ジャズシーンでは騒がれていたらしいけれど、さっぱりノーマークでした。ジャケだけはかろうじて知ってたのだが。
 先日、テレビでこのアルバムの曲が流れて来たのを聴いて、震えてしまい、ちょっとでも知ってただけにノーマークだったのが残念でしょうがなかったけれど、焦らずについ最近購入。
 まだ24か5歳ということで、音に年齢関係無いとはいえ、凄い兄ちゃんじゃのー、と思いつつ、すっかりフェイバリットでございます。
 ジャズ界のベン=フォールズなどとレコ屋のコメントやライナーにも載ってたけれど、確かに弾ける感じはあるし、ジミヘンやレディオヘッドの曲とかもサラッとジャジーにカヴァーしてしまってる部分も凄い。
 しかし、このアルバムで一番好きであり、震えまくったのは1曲目に収録されている、スタンダードナンバーの「What A Difference A Day Made」、邦題で「緑は異なもの」である。しっとりと極上のモダンナンバーとして今まで聴いたどの「緑は異なもの」よりも素晴らしい演奏なんである。
 15歳の頃から好きでライヴハウスに通い、ステージに上がってたという彼の、その現場で培ってきたというか、好きだからこそ楽しく音楽やってます、っていうのが素直に音に出てて、クラシックなんかの小さい頃から英才教育みたいなモノとは対極な感じのどちらかというとロックに近い雰囲気を持ってる所も好きなのだと思う。
 とにかく、今後はしっかり注目していきましょう、という次第です。
Twentysomething (Special Edition)
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