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Mescaline Drive / Ideology Cooking

 メスカリン・ドライブ、91年の3rdアルバム。
 以前紹介したニューエスト・モデルと共に現在はソウルフラワー・ユニオンとして活動しているが、この作品はホントの意味でのソウルフラワーの第一作といえるアルバムだ。
 60〜70年代のロック・ソウル・ファンクを思いっきり凝縮させて、新たな音を作り出したって感じのサウンド。今聴いても鬼のようにカッコイイ曲ばかり。
 ニューエストの中川敬を天才だと表現したけれど、対するメスカリンの伊丹英子は仙人だ。
 このリリース時期はニューエストもメスカリンも大好きで、両方のライヴにも必ず足を運んでいたけれど、やはり、大好きとはいえ、圧倒的にニューエスト派だった。
 しかし、メスカリンのサウンドや伊丹英子の音へのスタンスはじっくり聴けば聴く程、すげえ!となるんである。今でも毎回聴く度に驚きと新たな発見があるし。
 さて、肝心の曲だけれど、全曲マストだが、特に2〜3曲目の流れ、「マウンテンバイク・フロム・ヘブン」、「正体不明の被害者意識」のロックンロール&ファンク感がイイ。
 あと、8曲目でシングルカットもされてた「迷宮新喜劇」のメジャー&マイナーのコードの抜群の組み合わせた感じが泣くほど好き。そして9曲目のタイトル曲である「イデオロギー・クッキング」のモータウンな雰囲気がまたたまらない!
 うん、ソウルフラワーなロケンロールです。やはり聴くと思いきりギターを弾きたくなるのであった。
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