2008/01/29

耳と音



本日は音楽云々というよりも自分の耳について。何度か別のブログとかで書いたこともあるのだけれど、右耳が結構な難聴なんでありますよ。自覚症状は高校生の頃から何となくあったのではあるけれど、ハッキリ分かったのは数年前に目まいが酷くて病院に行ったのがきっかけという、ヘンな自覚タイムラグがありつつ生きておったのであります。

音楽大好きで普段は大抵の場合何かしら音を聴いておるのですが、当然のように移動中もiPodからのヘッドフォンでも聴く、と。しかし、難聴が酷くなってくると、まずヘッドフォンでは聴けなくなる。右はほんの僅かな周波数帯しか聞こえず、左耳だけでステレオなサウンドの左チャンネルだけを聞くというのはそれは鬼ストレスです。

まあ、そんな難聴持ちで、日々の体調と耳の具合はそれなりに連動してたりもするので、聴きたいけれど、聴けない!なんて時も多かったりしますが、そこはまあ、大抵の場合外出時なので街の雑踏に耳を傾けたりして楽しんでみたり。

何が書きたいのか分からなくなって来ましたが(笑)、右耳の難聴が酷くなってきた時の検査的指標な曲がくるりの「ばらの花」のイントロのピアノ部分で、そのピアノの音程が全然違って聞こえてるようなら酷くなってるから耳を休ませろ!ということにしているんです、って言いたかっただけかも。。。

音大好きでステレオで聴ける、音の広がる楽しみを知っているからこそ、耳は自分にとってはすげえ大切にしていきたいし、左右の聞こえ方のバランスが偏っていたからこそ、必死に様々な音楽の各トラックを自分なりの視点(聴点!?)で捉えながらホント何でも雑食に聴いてこれた気もする。

結論、耳がどんな状況でも音楽大好きってぇことです、はい。

ラベル: ,

2008/01/17

眠れぬ夜にシナトラを聴く

ここ数日眠れぬ夜が続いているのでありますが、こんな夜中というか早朝手前には決まってゆったりなジャズヴォーカルものが聴きたくなるのが個人的にここ数年の定番となっていて、iTunesの中のお気に入り、ジョー・デリーズもいいなぁ、なんて思いつつ、iTunes Storeを何気なく覗いてみると、このシナトラの作品が新規追加されたということを知り、無性に聴きたくなって即ダウンロード、と。

シナトラと言えば「My Way」だ、なんて言ってたハタチ前後の頃は全然きちんと聴いていなかったのだなぁ、何て考えながら、じっくりしっとり今現在聴いているところ。

シナトラの声の素晴らしさというか、歌の良さはもちろんなのであるが、やっぱり楽曲としてのアレンジがエンターテイメントで微笑みが出てしまう位にゆったりと心躍るこの感じは夜中に聴くシナトラならではと言いましょうか。

ストリングス多めのバックバンド、というよりオーケストラのサウンドにとろけるものがある。で、「My Way」みたいなゆったりしんみりな雰囲気の曲よりも、個人的にも大好きな「I've Got You Under My Skin」なんかのちょいとテンポある系のサウンドが鬼心地良いのであった。

ダウンロードで21曲1500円が高いか安いか!?そんなことはどうでもよくて、ただこの深い時間にすぐにシナトラを満喫できてしまうという事実を贅沢に味わうため時間が持てた、それだけで嬉しいものである。

Frank Sinatra / Romance: Songs from the Heart (Remastered) Frank Sinatra - Romance: Songs from the Heart (Remastered)

ラベル: , ,

2008/01/15

Perfume/aus/Talkin' Jazz



本日のお買い上げ3品。Perfumeの新しいシングルに、エレクトロニカで以前から気になっていたaus、そしてドイツはMPSのリーズナブルなコンピであるTalkn' Jazz。アキバのタワレコにて。

Perfumeはここ最近かなりのヘヴィーローテなので、当然のようにゲットなのだけれども、アイドル的な感じで大好き!ってのでもなく、中田ヤスタカ絡みだからってのでもなく、全体の雰囲気として聴きたくなるという具合なのかな!?単に世の流れを追ってるような気もするけれど。とにかく広島人バランスとして好きなのかなぁ。強いて言えば、PVがチカチカする感じがあって、あれだから可愛くて楽曲にも合っててイイ!ってファンも大勢いるのだとは思うけれど、もっとスムーズで流れるようなPVを観たい。出来ればわたくしが作りたい(笑)。頭には流れる感じで素晴らしいのが浮かんでおります。

ausですが、前から気になってたとはいえ、一番はジャケ。音はさっき買って帰ってくるまで聴いたことなかったのであるが、ジャケに相応しい、ふんわりしみじみな良質エレクトロニカで正解。日本人ですね。

最後のTalkin' Jazzは収録されてる結構な数の曲をそれぞれのアルバムだったり、別のコンピだったりで持ってたりもしたのだけれど、再発で990円って価格を見て、バラで持っていようと買いでしょう!なコンピ。MPSというか、60〜70年代のドイツ録音作品はアメリカンなジャズマンが本国ではあまりしない感じのプレイを思いっきりやってる感があって好き。このコンピはソウルジャズとかジャズファンク的な音多くてノリノリ系好きな方にはピッタリですな。

Perfume:Baby cruising Love / マカロニ


aus / Lang


V.A. / Talkin' Jazz

ラベル: , , , ,

2008/01/07

Elis Regina in London

Elis Regina in London

*music salonとしての新たな一発目は何にしよう!?と迷うことなく、ずっと決めてたElis Regina。で、紹介の方法も*musicと同じアルバムで。全然新鮮でも何でもありませんが、これだけはどうしても!という理由あってのこと。*musicの方のログから消滅してしまったから。

ということで、「Elis Regina in London」のご紹介。最初に書いたのは確か2002年だったと思う。以前の文章のデータは丸々消えているので何をどう書いたかハッキリとは覚えていないけれど、レコードだとA面のラスト、CDならば単純に6曲目となる「Zazueira」が大好きで、DJしてた頃の定番曲だ〜とか書いていたんだと思う。

あれから6年程度。時は流れるも、基本的には音楽人生に欠かすことの出来ないアルバムであることは変化なし。ただ、聴き方が変わってる。個人的にはiTunesメインでMacもしくはiPodでのシャッフルという聴き方がもたらした大きな変化にこの作品も巻き込まれていったんである。もちろんイイ意味で。だからというか、アルバム単体で順に聴くとか「Zazueira」だけ徹底的に聴くということはほとんどしなくなった。

で、何が変わったかと言いますと、このアルバムの中での超聴くナンバーが変わった、と。「Zazueira」から4曲目の「Giro」へ。まだ、CDやレコードでもよく音を聴き、iTunesにはそんなに作品を突っ込んでいなかった頃、シャッフルで聴いてると、ふとした、とんでもなく抜群のタイミングで「Giro」が偶然を通り越して必然のように流れてくるのに驚きながらも嬉しくなり、大好きでマストなナンバーになった、ということでございます。

そんな偶然が重なった必然、みたいな巡り合わせもあるにはあるのだけれど、何より大きいのは自分が単純にリスナーだからだろう、という気もする。昔はその、DJやってたりしてたのもあって、ノリのいいナンバーに耳が反応しやすかったから「Zazueira」絶対!みたいな感じもあっただろうし、その後の単なるリスナー的な観点からだと、ゆったり静寂のグルーヴなナンバー大好きなので、「Giro」エエですわい、の図式、ってのも成り立つかもね〜。

何だかんだで、この2曲はどっちも大好き。いや、このアルバムが好きなんである。それを表すのにこの2曲を出してるに過ぎない。全部好きだ。オーケストラのスモールコンボと、ブラジリアンなサウンド、これらが交じり合い、素敵な化学反応を醸し出してくれるアルバムは「Elis Regina in London」以外には無い。そんなアルバム。

ラベル: , ,

2008/01/01

*music salon始めます。

これまでの*musicから一転、という程でもないけれど、新しい音系のブログを始めようと思います。*musicの方のブログのシステムが調子悪いというのもあったのだけれど、アルバム単位というか、パッケージ単位での紹介形式というのが、今現在の音を聴くスタイルに必ずしも一致していないのもあるし、もっと何でも音にまつまることを書くための専用の場所が欲しかったというのもあり、*music salonという名前で開始します。


今まで通りな紹介をすることもあれば、もう一つのブログであるjournalに載せていたとってもライトな音のこと、その他諸々、とにかく、音楽を自分なりに探求しつつ聴き続けていくための一つのカタチとしてやっていこうと思いますのでよろしくお願いします。

ラベル: