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Joe Derise / Joe Derise Sings

 シンガーであり、ピアニストでもある、ジョー=デリーズの55年録音の1stアルバム。
 実はつい最近知ったアルバムなのだけれど、これが極上の1枚。まず、ジャケット。レーベルがベツレヘムなのだけれど、ブルーノートがリード=マイルスならば、ベツレヘムにはバート=ゴールドブラットという天才がいた。このパッと見濃い青にしか見えない写真はじっくり見ると、それは素晴らしい写真だ。サウンドは当然のようにジョーの歌の渋さというか、すんなり上品で聴きやすい声は泣きそうな嬉しさに襲われる。
 彼は弾き語りアーティストとして有名なのだけれど、この作品はトリオでの演奏で、歌を抜きにしても、ピアノトリオのジャズアルバムとしても秀逸な作品だ。
 楽曲的には55年という時代もあって、ミュージカル曲がほとんど。軽快なテンポのものから、しっとりスインギーなものまで、それはキレイな8曲を聴かせてくれる。ジャズヴォーカル好きな方、もしくはこれから聴いてみたいという方には間違いなくオススメできる作品だ。
 ちょっと脱線するが、スタトレファンの方、特にDS9好きであれば、ストーリーに登場するボログラムジャズシンガーである、ヴィック=フォンテーンがしっとりとした曲を歌ってる場面に、ちょっとジョーの歌は似ているかも知れない。
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