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James Taylor / JT

 シンガーソングライター、ジェームス=テイラーの77年CBS移籍第一弾となるアルバム。アルバムタイトルも心機一転的な部分もあって、彼の名前の「JT」に。
 JTと言えば、70年代初期のワーナー作品が名盤としてあげられるが、絶対このアルバムがいい。シンプルでフォーキーでメロディアス。先にあげたワーナー時代はブルース色もあって、それはそれでいいのだが、シンプルなサウンドこそ彼の歌声が引き立つし、そう考えるとこのアルバムなのだ。
 1曲目の「Your Smiling Face」、この曲が特に大好きで、JTを聴き始める遥か昔からラジオでSE的にかかってるのが印象的で、誰なんだろう?とずっと気になってた曲。JTと判明したきっかけは、実はセサミストリート。セサミストリートのコーナーであのキャラクターの人形に囲まれてアーティストが歌うコーナーがあって、たまたま観た時にJTがこの曲を歌っていたのを目撃。引っ掛かっていたものがスーッと消え、すぐにこのアルバムを買いに走った記憶がある。
 ともかく、泣ける位の嬉しさに襲われる名曲。アルバム全体も心地よい。
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