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John Patton / Let 'em Roll

295.jpg オルガンプレーヤー、ジョン=パットンの65年の作品。ブルーノートNo.4239。音的にもジャケ的にもパットンの作品で1番好きなアルバム。
 カルテット編成なのだけれど、ベースレスのオルガン、ギター、ヴィブラフォン、ドラムという構成で、ギターはグラント=グリーンだし、ヴィブラフォンはボビー=ハッチャーソンという、好きなメンツで構成されているから、尚更好きというのもある。
 最近、ブルーノートばかり紹介していますが、これはレコード棚の同じ一角にあったんではなくて、ちょっと別の棚のブルーノートも聴いてみようと、色んな場所を眺めていたところに、飛び込んできたアルバム。偶然にも前回紹介した「Lou Donaldson / Mr. Shing-A-Ling」と同じくスタンダードの「The Shadow Of Your Smile」が収録されていて、聴き比べたりもしてみたのだけれど、これがまた面白い。こちらはモロにオルガンジャズな雰囲気プラス、ヴィブラフォンがとてつもなく効果的にサイドで鳴ってて心地よさ倍増な音です。
 ジャズにしてもその他いろんなサウンドを聴く時にリズム隊をメインにして聴くタイプだってことはこのブログでも何度も言っているのだけれど、このベースレスな作品について、「ドラムだけでどうなの!?」って思う方もいらっしゃるかもしれないんで、一応触れておくと、ベースレスだけれども、ベースラインはきちんとあるんです。何で鳴らしてるかというと、オルガンジャズ好きな人には当たり前なことですが、そう、オルガンのペダル部分がベースラインを奏でてます。
 パットンさんは両手足4本を巧みに使いこなして演奏しておるということです。とにかく、オルガンジャズ作品としてもかなり好きな作品です。

Let 'Em Roll
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