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Thelonious Monk / Solo Monk

290.jpg ピアニストであり、作曲家でもあるジャズマン、セロニアス=モンクの64年から66年にかけてレコーディングされた、アルバムタイトル通りのソロ作品。
 このソロ、アルバムとしてはそんなに評価された作品ではなかったと思うんだけれど、個人的にはとっても好きなモンクの1枚、と言っていいと思う。まず、モンクのスタイルとして、他の楽器と全くぶつかることのないソロというのは一番合っているのではないか、と。もちろん色んなコンボでの傑作とも言える演奏も多々あるけれど、やっぱりソロだ。
 メロディの難解さというか、リズムの不規則性とか、色々とモンク独特の奏法として、確立されてはいるのだけれど、ソロでじっくり聴くと、ホント単純な音の組み合わせでいたってシンプルだなって思う。しかし、その組み合わせ方こそがモンクのそれ、独特さを生んでいるのも確かなんだけれど。そこがとてつもなく聴いてて気持ちがイイんである。
 元々、ディキシーランドやラグタイム系の20年代頃の音が好きというのもあるんで、モンクのスタイルにはそういう部分が多々見受けられるからより惹きつけられているような気もする。
 ちょっと聴いてると、自分でも弾けそうな気にもなってしまうから面白い。そんな簡単に弾けてしまう訳は絶対ないのだけれど・・・。軽快なテンポの曲からしっとりバラード系まで、どれをとってもやっぱりモンクなテイストで溢れているこのソロ、夜中にしっとり聴くには最適でございます。そして、ますますモンク好きになっていくのであった。
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