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Martin Taylor / Kiss And Tell

 UKのジャズギタリスト、マーティン=テイラーの日本へは初紹介となった99年の作品。
 ともかくギター上手いです。ジャジーというよりもスムージィーでイージーリスニング的な音の詰まった作品。聴いたことない方への説明としてはラジオの天気概況と交通情報の間に流れる、ちょいとおしゃれな雰囲気のいいインストの曲じゃ、と説明すると納得して頂けるのではないかと思う。
 この作品がリリースされてからは最近の盤も好評のようで、ファンも沢山いらっしゃる模様。でも、実は70年代から様々なコンボやユニット、バンド、そしてソロと、キャリア的にも長くて思いっきり実力派のギタリストです。
 リリース直後から持ってて、よく聴いてた時期もあったけれど、長いこと貸し出してたりしたもので、最近は全然聴いていなかったし、聴く気分でもなかったのであるが、いざ、ここに書こうと、聴けば聴いたで、やっぱり上手いし、いい感じに和める作品。
 楽曲的に大好きなマリア=マルダーの名曲、「真夜中のオアシス」が収録されていることに、さっき気付いた。いかに、いい雰囲気でギターが上手いとか言っておきながら、いい加減に聴いていたかを露呈している自分が滑稽だ(笑)。
 それでも、好きなのはアルバムタイトルでもある1曲目の「Kiss And Tell」。マーティンのギターと、こちらも楽器的に大好きな高音管楽器であるカーク=ウェイラムのソプラノサックスの駆け引きがとっても心地よい。さすがに頭の曲は久々に聴いてもよく覚えているものである。
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