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Bill Laswell / Emerald Aether

 ビル=ラズウェル、ケルト音楽を大々的にフィーチャーした2000年の作品。
 元々ロッカーでベーシストな彼ですが、近年はフリーっぽいジャズや様々なアーティストのプロデュースをしたり、特に最近はアンビエントな作品をたくさんリリースしておられます。
 この作品の前後ではこの作品がケルトであるように、気になる地域の音楽をアンビエントに仕上げるって感じの音を連発してた時期。この作品とキューバにスポットを当てた作品はよく聴いたなぁ。
 さて、音の方はいかにもアンビエントって感じの暗い重い音ではなくて、透き通るようなさわやかというか心洗われる雰囲気のサウンド。曲によっては打ち込みのビートがヒップホップっぽいモノと組み合わさっているのもビルらしい感じでよろし。
 何より、ケルトというかアイルランド!という楽器のフィドルとバグパイプがふんだんに使われていて、それが当然のように特徴的でもあるし、電子サウンドと一緒に奏でられることによってより壮大なスケールをもたらしてくれている。
 こんなことを言いつつも一番好きでよく聴いたのはたった48秒の曲である4曲目の「We Dreamed Our Dreams」。これはアコギだけのとってもシンプルなインスト。やはり生なギターは大好きってことだな。
 それに続く5曲目の「Wendel'S Wedding」も同じ雰囲気でギターの上にケーナのような笛(名前ど忘れ)の音がこちらはとってもケルト的なナンバー。
 アルバム全体に一体感があってホワホワした感じ。
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