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Moreno+2 / Maquina De Escrever Musica

 カエターノ=ヴェローゾの息子である、モレーノ=ヴェローゾのトリオユニットでの2000年の1stアルバム。
 やはり話題はカエターノの息子という部分に集中してしまうけれど、それはそれでイイのだ。とにかく、モレーノの弱々しい声が大好きだ。最初にサンプル盤で聴いた時には、ハッキリ言ってカエターノを初めて聴いた時よりもゾクゾクしたのだった。
 1曲目の「Sertao」なんて、涙が出そうな位の嬉しさに襲われる名曲ベスト3にここ数年はランクインしっぱなしだし。ガットギターが静かに響いてて途中から弦楽系とピアノが鳴ってくる部分で号泣。タイコレスなのも泣ける要因の一つ。
 全体的に静かでキレイな楽曲にモレーノの弱い感じの声な音であるが、打ち込みもあるし、ちょいと激しい感じの曲もある。幅が広くて、なおかつ心に染みる音。
 こういうサウンド作れるというのは、ブラジルならではであり、カエターノの息子だからこそだと思う。ホント、モレーノが息子で良かったね、カエターノさん!って言ってあげたい感じだ。そして、この作品をじっくり聴く事の出来る自分が幸せだ。ホント、そんな嬉し過ぎる気分にさせてくれる、極上の1枚なのだ。
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