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Sergio Mendes / Brasileiro

 セルジオ=メンデス、92年の作品。
 セル=メンと言えば、ブラジル'66時代の活動、そして「マシュ・ケ・ナダ」だとブラジル音楽の好きな方達ならばまず連想すると思う。しかし、世界的に見ると、この92年の作品が1番のヒット作品なのである。この年のグラミー賞を受賞しているアルバム。
 初期のピアニストの時代からアレンジやプロデュースの頭角を現していたけれど、今作は完全にプロデューサーとしての作品となっている。カルリーニョス=ブラウン、ギンガ、イヴァン=リンス、ジョアン=ボスコ等の作品をセル=メン流の90年代アレンジ満載。
 60年代の上記のポップなボッサとは全く違うサウンドだけれど、この時代のブラジルの今!って感じが詰まっている。アルバムの最初と最後が100人位のゴージャスなサンバで人力感も凄い。
 時代と共に自分なりの音の表現を素晴らしくまとめあげるセル=メンはやっぱり凄い人だなぁーと感心するばかり。
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