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Quarteto Em Cy / Vinicius Em Cy

 ブラジルのコーラスグループ、クアルテート=エン=シーのヴィニシウス=ヂ=モライス作品を中心に収めた93年の作品。
 最初にブラジル系、主にボッサを聴くようになった頃は彼女達の声はフワフワし過ぎてボッサぽくないからと、あまり好きではなかったんであるが、今は何しろ個人的フワフワブームな時期なんで、とっても気持ち良く聴いている。
 ヴィニシウスといえば、ジョビンとの共作で、それこそこれがボッサだっていう、今ではボッサのスタンダードって曲を多数生み出した有名人。「おいしい水」や「イパネマの娘」等、有名曲が目白押しで収録されてる。
 だけど、彼女達が歌うと、上にフワフワと書いた通り、ボッサでも一種独特な雰囲気があっていい。ボッサ以前の曲も入ってる。
 酒はめっぽう弱いけれど、雰囲気のいい場所でゆっくりグラス片手に聴くなんてのが似合いそうなアルバム。
 ジャケットは日本盤のオリジナルデザイン。
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