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Hugh Masekela / Reconstruction

329.jpg 南アフリカ出身のトランペッター、ヒュー=マセケラ、70年の作品。モータウン傘下のチセ・レーベルからのリリース。
 来週からブルーノート東京でライヴがあるというのを知り、しかもメインというか、リーダーとしては国内初公演ということでビックリしていたのもあって、久々に聴いてみることとした。
 このアルバムともう一枚、チセからリリースされた2作品がとにかく大好き。94年には日本盤もリリースされていたけれど、現在は廃盤だし、きっと入手困難なんだと思う。アメリカでは結構メジャーなアーティストとして現在も活動を続けてて、日本にも微妙に好きな人いるとは思うんだけど、彼のリーダー作というのはどうしたことか、手に入れにくいのが現実なんですね〜。逆に中古のアナログの方が特価的に売られているんだと思う。
 彼の音というか、楽曲というのは、ジャズであるのはもちろんのこと、出身であるアフリカっぽさ、そしてアメリカではフュージョンの代表選手って認知のされ方からも分かるようなフュージョン具合に、独特のグルーヴ感を物凄く感じるアーティストであります。
 このアルバムに関しては、モータウン傘下というレーベル柄もあって、ソウルフルでもある。ジョー=サンプルをはじめとして、クルセイダーズメンバーの参加からもおわかりかと。1曲目はシュープリームスのヒットナンバーのカヴァーが収録されてたりするのもそう。
 トランペッターなのだけれど、個人的には彼はヴォーカリストだ!って凄く思っております。節回しはアフリカンなんだなーって思えます。とにかく超好きな雰囲気の声をしておられます。
 この1曲!というか、一番思い入れのある曲はというと「I can't Dance」。鬼のグルーヴ感が強烈にダンサブルでよく回しておりました。もちろん彼のヴォーカル入りです。この曲だけでもダウンロード販売とかで手軽に聴ける状況できれば嬉しいのぉー。
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