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Buddy Guy / I Was Walking Through The Woods

 ブルースマン、バディ=ガイの名作と言える70年の作品。録音は60年から64年にかけて。チェスレーベルからのリリース。
 歌う時のシャウト感が大好き。それとギターを弾く姿、特にソロの時の苦悶にも似た表情で必死に弾いている彼の姿はカッコイイ。
 1曲目の「Watch Yourself」はすこぶる痛快なナンバーでノリノリな気持ち良さがある。全体的にまさにブルース!な1枚だけれども、よく表現される、ブルースとは悲しみの音楽的なものとはちょっと違うかなとも思う。
 確かに、悲しみも喜びもある。それプラス、能天気さというか、楽しい!ってのが大きいのが彼の演奏にはあるなーって感じる。何より、聴いてて楽しいから。
 サウンド的には、歌とギター、これはやはり最大のポイントになってはいるけれど、その脇からイイ感じ流れてくる、ピアノとホーンの調べが素晴らしいというか、ナイスなのである。
 ラグタイム時代のインストや弾き語りスタイルのブルースも好きではあるが、こういうビッグバンドスタイルのブルースが大好きだ。ジャズもいいけれど、ブルースの人間臭さというか、「俺達、音出してるぜ!」的な人力感が十二分に伝わってくる。
 ブルースはライヴもイイ。生が一番だけれど、映像でもCDなどの音だけとは全く違った臨場感があるので、観て欲しいな。何よりホント楽しいから!
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