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映画「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」

      2011/12/17

Gould flyer

映画「グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独」を観た。

いわゆるClassicという音楽にあまり興味がないのもあって全然詳しくないし、聴くのも現代音楽的な作曲家の作品を少々といったところ。でもグールドのピアノはそのタッチと音色が好きで何枚か持っている。

とはいえ、彼について知っている事と言えば音源的なものを除けば、いつも厚着で手袋してる、とっても低い椅子に座ってピアノを弾く、ちょいと変わり者というCDのライナーにも書いてあるような程度だった。

でも何故だか1年前頃からもっとグールドについて知りたいと思い色々調べたり関連書籍も読みたいと思いつつも何もせず忘れてた所にこの映画が今上映中であるということを昨日知り、また色々知りたい欲求が出てきたので即観に行った次第。

この予告編で分かるように、グールドの実際の映像と彼と交流のあった人々へのインタビューで綴られるドキュメンタリー映画。

グールドのピアノを聴いてはいるけれどよく知らない、でもとっても知りたいと思っている者にとっては凄く引き込まれる108分。あっという間だった。特に強烈だったのはやはりグールドがピアノを弾いている映像。あんなに魂込めつつ楽しそうに弾くのか!って圧倒されると同時に心地良かった。音もだけどとにかく鍵盤へのタッチが素晴らしい。

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やはりよく知らなかったのと音好きなせいもあって演奏に一番ヤられてしまったんだけれど、タイトルに「愛と孤独」とあるように、これまでのグールド像から一歩踏み込んだ愛した女性たちの証言が数多くあって、変わり者で繊細ならではの人間性が浮き彫りにされていく部分もとっても面白かった。

数多くあるグールドに関する映像作品は彼の音楽家としての才能を描いたものが多いが本作は、その才能と共に彼の知られざる本質の謎に焦点をあて、グールドを愛した女性たちの証言でその謎に迫ろうと試みている。

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グールドはラジオ番組の制作をかなりの本数やっていたらしいのだが、その制作現場の映像も収められていて、そこには特に鬼のような繊細さが現れていた。

結局、色んな面がありつつも物思いにふけって遠くを見つめるグールドというのが一番似合ってるのではと考えてしまったり。

Gould img01

観終わって思ったのは、これだけ凄いピアニストだけあって、当時の様々な実際の映像がホントに沢山あるんだなって事に驚いたというか、何十年も前なのに「そんな場面、普通撮らないでしょ!?」って所でもカメラ回ってるってのがカナダ的というかアメリカ的だな、と。

Gould img04

是非また観たい。そしてDVDにもなってるけど「グレン・グールド 27歳の記憶」がまた上映されるようなのでこれも観たい。

グールドに関して下記の松岡正剛氏のページが詳しいし面白い。

これ読むと書籍も色々読みたくなるし、今もグールドのブラームス作品集を聴きながら書いている。

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